『信頼できる塗装業者を見極める』
営業マンに塗装の知識がない
これは、営業専門の訪問販売業者に多い例です。
地域密着の塗装業者さんの多くは職人上がりの営業、または社長自らが動き営業をしているので、塗装に関する知識は豊富です。
受注後は他社に丸投げの確率が高く中間マージンを取りますので割高になりますし、職人さんとの意思疎通が十分にできていない場合、要望とかけ離れた仕上がりになる場合もあります。
一般的に見積りを出す際寸法を把握する為に現場を調査します。
その際、現場調査する人が塗装技能士の資格を持っているか、もしくは現場に十年以上従事していて、知識が豊富な人物なのかどうか契約前の打ち合わせ時に確認すると良いでしょう。
極端に値引きをする塗装業者
一見すると非常に魅力的な話です。
ですが、見かけの安さに騙されないようご注意ください。
何故そんなに安くできるかを一息ついてから考えてみることをお勧めします。
常識を超えた値引きは『材料を削る、ランクを落とす』、『必要な工程を省く』、『安い職人、熟練度の低い職人を使う』等の塗装品質を落とす事に直結します。
あるいは元々の見積りの時点で値引き前提の金額であったか、暴利であった可能性も否定できません。
貴方のお手元にあるお見積書、正当な理由付けはなされてますか?
塗り回数の確認
塗装工事は基本的に下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りです。
ですが、下地の状態や痛み具合はそのお宅によっても、場所により違います。
日当たりの良い南面と北面では状態が全く違います。
3回塗りはあくまでも基本であって、上記他様々な要因により塗回数は変わってきます。
塗回数は下地が悪ければ4回でも5回でも塗らなければしっかり仕上がりません。
塗回数を明確に提示しない業者には要注意です。
各種有資格者による施工の確認
これは絶対に外せない項目です。
施工金額が500万円以下の塗装工事に関しては無許可無資格の職人でも仕事を請け負うことができます。
一般住宅の塗装費用はおおよそ100万円から多くても200万円です。つまり、全く塗装の知識が無い素人が明日から塗装業をやろうと起業できてしまう業界なのです。
その為、施工技術にバラツキがあり、施工不良やトラブルが絶えないのが現状です。
有資格者の有無を商談時に確認されたほうが良いでしょう。
見積り内容に不備は無いか
塗料にはリーズナブルなものから、高級塗料まで、価格も効能も様々です。
ウレタンやシリコン等の見積もりしか出さない業者は危険です。
塗料にも様々な種類があり、ご自宅の状況に応じた塗料のご提案があって然るべきです。
また、見積り書で塗装の詳細を記入せず「一式」とだけ表記された項目がある場合も注意が必要です。
勿論ウレタンやシリコンでのお見積りでも予算や家屋の状況によっては適切な場合もあります。
見積り書の内容について何故この仕様なのか聞くのが良いでしょう。
お客様の満足度を優先して考えている業者ならば淀みなく説明できるはずです。
人柄を見る
いくら良い塗料と使用しても、仕上がり具合は実際に塗る職人の手腕に大きく左右されます。
施工品質を守り作業しなかったら、仕上がりは残念な結果になってしまうことも・・・
技術や経験も大事ですが、塗装業者の人柄も重要なポイントです。
お客様の視点で親身な対応を執り、適切な提案をし、誠意をもって施工を行ってくれる業者こそ「良い塗装業者を見極める」最大のポイントと言ってもいいでしょう。
信頼できる塗装業者選びは塗り替えで失敗しないための第一歩であり重要なポイントです!