ここ数年、畳からフローリングに替えたいご要望が多くなりました。今回は畳からフローリングに替えるメリットとデメリットについてご紹介してまいります。
畳からフローリングに変えると、掃除やインテリアの自由度が増す一方で、断熱性や快適さが失われるなどのデメリットもあります。
A:メリット
- 掃除がしやすい
畳はホコリやダニが入り込みやすいですが、フローリングは掃除機や拭き掃除で簡単に清潔を保てます。 - インテリアの自由度が高い
洋風家具やモダンなデザインと相性が良く、コーディネートの幅が広がります。 - 耐久性が高い
畳よりも長持ちしやすく、家具の設置にも適しています。 - アレルギー対策になる
ダニやカビの発生を抑えやすく、衛生的な環境を作りやすい。 - バリアフリー化しやすい
畳特有の段差がなくなるため、車椅子や高齢者に優しい空間にできる。
B:デメリット
- 断熱性・調湿性が低下
畳は湿度を調整し、冬は暖かく夏は涼しい効果がありますが、フローリングでは失われがちです。 - 足触りの快適さが減る
畳の柔らかさや温かみがなくなり、硬さや冷たさを感じやすくなります。 - 防音性能が低い
音が響きやすく、特にマンションでは遮音対策が必要です。 - 転倒時の衝撃が大きい
畳に比べてクッション性がないため、子どもや高齢者には負担になることがあります。 - 工事費用や手間がかかる
畳の撤去や下地調整が必要で、リフォーム費用が発生します。
C:後悔しないための工夫
- ラグやカーペットを敷く → 足触りや冷たさを軽減
- 断熱材や床暖房を導入 → 冬の寒さ対策
- 遮音フローリングや防音マットを使用 → 音の響きを抑える
畳の快適さを重視するか、掃除やインテリアの自由度を優先するかで選択が変わります。あなたの生活スタイルに合わせて、メリットとデメリットを天秤にかけるのが大切ですね。
ちなみに、もし「和の雰囲気は残したいけど掃除を楽にしたい」という場合は、フローリング風の畳や畳風フロアタイルという選択肢もあります。これなら両方の良さを取り入れられますよ。リフォームについてのご相談もぜひ相馬工業までご連絡下さい。









