先日は障子のメンテナンスと張り替え時についてご紹介してまいりました。今回は障子を長持ちさせるポイントをご紹介してまいります。
障子を長持ちさせるには、湿気・汚れ・扱い方に注意し、定期的な掃除や補修を行うことが大切です。特に「空気の入れ替え」「結露対策」「優しく開け閉めする」などの習慣が効果的です。
A: 障子を長持ちさせるためのポイント
- こまめな空気の入れ替え
障子紙は湿気を吸いやすいため、室内の湿度が高いとカビや劣化の原因になります。窓を2か所開けて風を通すと効果的。 - 結露対策をする
冬場の窓の結露は障子紙を傷める大きな要因。除湿器の設置や結露防止シートの活用で障子を守れます。 - 汚れや黄ばみは早めに処置
和紙は日光で変色しやすく、放置すると張り替えしかなくなります。漂白剤を薄めてスプレーするなどの対策が有効。 - 優しく開け閉めする
バタンと閉めると枠や紙に負担がかかります。そっと開け閉めするだけで寿命が延びます。 - 掃除は乾拭きが基本
濡れ雑巾は紙を伸ばしたり破ったりする原因に。ハタキや乾いたモップでホコリを落とすのが安心。 - 破れはすぐ補修
小さな破れでも放置すると広がります。補修シールや部分張り替えで早めに対応。 - 強度の高い障子紙を選ぶ
普通紙よりも強化紙やアクリル入りの障子紙は耐久性が高く、長持ちします。
B:実践的な工夫
- 季節ごとに「湿気対策」「乾燥対策」を意識する
- 年1回は枠や桟を徹底掃除して乾燥させる
- 子どもやペットがいる家庭では補強紙やプラスチック障子を検討
障子は寿命が一般的に 2~5年 と言われますが、これらの工夫をすればより長く美しい状態を保てます。障子の張り替えについてのお問い合わせもぜひ相馬工業までご連絡下さい。









