昨日は「内窓の効果」についてご紹介してまいりました。今回は「内窓の種類について」ご紹介してまいります。
内窓には「引き違い窓」「FIX窓」「すべり出し窓」「和障子風」などの種類があり、それぞれに断熱・防音・結露防止・防犯などの効果があります。設置場所や目的に応じて選ぶことが大切です。
A:内窓の主な種類と特徴
- 引き違い窓:左右にスライドして開閉。最も一般的なタイプ。操作性が高く、リビングや寝室に最適。
- FIX窓(はめ殺し窓):開閉不可。断熱・採光目的で使われる。気密性が高く、断熱・防音効果が最大。
•すべり出し窓:外側に押し出して開けるタイプ。換気性が良く、浴室やトイレに適している。
•和障子風内窓:格子や和紙調ガラスを使った和風デザイン。和室や茶室に調和し、意匠性が高い。
B:内窓の効果とメリット
- 断熱効果:窓と窓の間に空気層ができ、外気の影響を遮断。冷暖房効率が向上し、省エネに。
- 防音効果:外の騒音(車・電車・工事音など)を大幅に軽減。気密性とガラスの厚みで効果が変わる。
- 結露防止:室内外の温度差を緩和し、窓ガラスの結露を抑制。カビやダニの発生も防ぐ。
- 防犯性向上:二重窓構造により侵入に時間がかかり、防犯効果が高まる。
- 省エネ・光熱費削減:断熱性の向上により、冷暖房費が年間1〜2万円程度節約できるケースも。
- デザイン性:和室向けの和障子風や、型板・和紙調ガラスなど、空間に合わせた意匠が可能。
C:ガラスやサッシの選び方で効果が変わる
ガラスの種類:
- Low-E複層ガラス:断熱・遮熱性能が高い
- 真空ガラス:断熱・防音ともに最強クラス
- 防犯合わせガラス:防犯性を重視する場合に有効
サッシの素材: - 樹脂製サッシが主流で、アルミよりも断熱性・気密性に優れる
内窓は、設置する窓の種類や目的に応じて最適なタイプを選ぶことが重要です。補助金制度の対象にもなりやすく、短時間で施工できるため、コストパフォーマンスの高いリフォーム手段として注目されています。次回は内窓が設置できない場所についてご紹介してまいります。内窓についてのご相談もぜひ相馬工業までご連絡下さい。









